2018年
NTTグループねぶた
西王母の祝福
- 知事賞
- 優秀制作者賞
「西王母」とは、多くの中国神話に登場し、仙女の世界の女王的存在として長く民間で信仰された女神である。西の彼方にある仙郷・崑崙山に住むとされ、仙桃を管理していた。
時は周王朝、五代目の皇帝「穆王」は大陸全土を巡って治世に努め、天下は富み栄え、威光は天下に充ち満ちている。皇帝の威徳によって咲いたという三千年に一度開花結実する仙界の桃の実は、不老長寿の妙薬である。治まる御代に感応した西王母は仙桃を献上するため降臨し、天下の太平を祝福した。
ねぶたは、治世祝福の宴の席、鳳凰や仙女が飛び交う中、美しく舞う西王母と聖君穆王の姿を表している。